更新日:2024年3月30日
当時の編集長は雑誌『MEN’S CLUB』に在籍し「石原慎太郎にも北野武にも、田中真紀子にもインタビューした」その頃、ラスボス的なインタビューだったことは想像に難くないですが、とりわけいつもとは異なる雰囲気に反応したのは身体の方で
(待ち時間のときから)5分に1回もよおした!
先にも後にもこのときばかりは緊張MAXだったんだ、と。
海外VIPは“通訳NG、録音NG、写真NG…”といったレギュレーションが厳しい上に、ついにこの日は「5分5問で終わらせて下さい」という、時間制限まで。
街頭アンケートでも、もうちょっと時間とるよね?なんて思っていると、
直前の(確かフランスのメディア)インタビューで少し過激な“お下ネタ”をぶっこまれたディカ様が、怒って中断…。
からの「やっぱり3分3問で終わらせて下さい」
…最悪の雰囲気でスタートしたのだそうです。
2度目とはいえ、相手は世界的超VIP。
ディカ様は自分のことなど覚えていないだろうと
「はじめまして(Nice to meet you)」と話しかけると、開口一番
「NICE TO SEE YOU AGAINだよ!」なんとなんと覚えていてくれた。
行きの飛行機の時間をフルに使って覚えた英語の質問は、あっというまに終わったらしいのですが「4問目もどうぞ?」と言ってくれたそうです!
お手洗いを我慢しながら(笑)当日のファッションについて聞くと、快く回答。
さらに、マネージャーの「もう終わりだぞ」をディカ自ら静止して「Next question!」5問目の質問まで!
できたのは良かったのですが、
気を良くしたディカ様は「Last question!」と、6問目も応えてくれるという大盤振る舞い。
※確認ですが、ずっとお手洗いを我慢しています(笑)
周りのスタッフ陣は“こんなこと初めてだ!”とビックリして、
インタビュー後に控えているパーティ会場からはブーイング(“はやくしろ!”という意)が聞こえてくる始末。
そんなアウェーの状況に加えて、語学力が壊滅的だった編集長。
振り絞った質問はなんと…。
「(ディカプリオの当時の愛車)プリウスはどうだい?」
その場にいる誰もが“えっ?”と思った質問でしょう?ところがどっこい。
「僕がプリウスに乗っているのを知っているのかい!?」
とテンション最高潮に!
トガブロ。再読委員会
トガナリ。編集局のスタッフと共に、戸賀編集長が15年以上もしたためている『トガブロ。』を読み返そう!という編集企画。