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オールデンの「ペニーローファー(コードバン)」

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オールデンのペニーローファー(コードバン)

僕のローファー好きの原体験、それが雑誌『Begin』時代から愛用しているオールデンにほかなりません。いまでこそ、なかなか手の届かない存在になってしまった1足ですが、当時は“頑張れば手に入る”高級靴の王道でした。それこそ、僕にとってはポルシェ911のような存在で。歳を重ねて、遮二無二がんばってロールスロイスやフェラーリに乗っても、自分の大定番からは外すことができない、そういう良さがオールデンのコードバンにはあるってことです。

コードバンが丈夫で…、とかこの光沢感が…、といったありきたりなことは語られ尽くした名靴なのは間違いないでしょう。個人的に思うのは(感じるのは)、これまでご紹介してきたジョン・ロブやベルルッティにない魅力。オールデンのローファーは「ロペス」のようなグッドイヤー(製法)のそれと比べ、アッパーが若干短い。それだけで、ちょっぴり真面目に見える気がします(しませんか?笑)。

オールデンのペニーローファー(コードバン)
オールデンのペニーローファー(コードバン)

ジョン・ロブやベルルッティは既述のように、色気に溢れていて。インパクト強めなスタイリングにも負けじとオーラを放ちます。その分、合わせるファッションも無意識に限られてくるような。翻ってオールデンは、特有の色気だけでなくモード以外の洋服にも寄り添ってくれる。前者が【最小公倍数】なら【最大公約数】的なイメージで、守備範囲が広いのです。実は、そんな汎用性の高さからよくよく撮影するメディアには、編集部に“置きオールデン”しています(笑)。

供給の問題で、そもそもあまり見かけなくなったコードバンのペニーローファー。ブランドにかけあって手配するか、ハワイに赴いた際に必ず立ち寄る革靴専門のセレクトショップ『レザーソール』で手に入れるか…。ワイズがあわなくてもサイズさえ合っていれば購入するようにしています。だから、未だ履いていない新品オールデンを5足ほど隠し持っているのですが。
“頑張って手に入れる”原体験なアイテムだから、いま持っているオールデンは、すなわち自分がどれだけ頑張ったか。まだまだ増やしていく所存です(笑)。

守備範囲の広いスタイリングの“最大公約数”

オールデンの「ペニーローファー(コードバン)」

戸賀の愛着

ながらくメンズファッションシーンに身を置く戸賀による、自腹を切って買った『私的名品目録』を認めて参ります。とはいえ、様々な媒体で語られているような、客観的なアイテム紹介をするつもりは毛頭ありません。完全主観の“徒然なるままに”スタイルで、戸賀にとってのお気に入りポイントやエピソードを盛り込んだ“愛着”の深掘りができればと思っております。

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